気象予報士の小林正寿さん(ZIPレギュラー)の講演に行ってきました
先日、鉾田市で気象予報士の小林正寿さんが講演されるとのことでなかなかない機会だと思い参加してきました👍
農業と天気は切っても切れない関係。
農業に直結する天気の読み方や異常気象とはどんなものかを、わかりやすくユーモアを交えながら説明していただきとても楽しい講演でした。
小林正寿さんの紹介
小林さんは茨城県の常陸大宮市出身でいばらき大使にも任命されています。
気象予報士になるのはとても大変で気象予報士試験の合格率は、例年だいたい5%前後しかないみたいです。
気象予報士の仕事は、その名の通り未来の天気を予想し導き出すことなのですが、膨大なデータを分析し、「いつ、どこで、どれぐらい」雨が降るのか、気温はどう変化するのかを具体的に伝えなくてはなりません。
小林さんはZIPの放送前にはそれらの情報すべてを頭に入れ、放送中はなにも見ずにお話しされてるみたいです🧐
講演中に印象に残ったことはいくつもあったのですが、今話題の地球温暖化についてのお話です。
地球温暖化の主な原因は、石油や石炭などから出る温室効果ガスで、これを減らさないと温暖化は進んでいくみたいです。
近年、夏の暑さがより厳しく、より長くなっていて、トマトだけでなく全ての作物で甚大な影響がでており、収穫量が大幅に減っています。
トマトの場合、気温が30度を超えると光合成の効率が悪くなり、35度を超えると花が受粉できず、実にならなくなってしまいます。
このまま対策しなければ2100年にはなんと平均気温が4.3度も上がり、夏場の日平均気温が30度近くになるとのことでした。(私はそのときも現役です笑)
こうなると天気が極端になり、滝のように降る雨が3.5倍、雨が降らない日が10日増えるみたいです。

とても生活し辛くなりますね😰
こういう天気になると、農家も野菜が収穫できず、価格も高騰してしまいます。
では私たちにできる対策はなにがあるのか?
菅谷農園の取り組みを紹介します
1. ヒートポンプを活用し、温室効果ガスの低減
菅谷農園では、ヒートポンプ(農業ハウス用のエアコン)を導入しています。
本来であればトマトの暖房には重油などを用いた燃焼式の暖房機を使うのですが、菅谷農園ではヒートポンプを導入しているので、温室効果ガスの発生を抑えることができます。(燃焼式の暖房機も使用しております。)
2.液化炭素の使用
工場から出る排ガスなどをリサイクルして作られるのが液化炭素(二酸化炭素)。
原料は余りもののガスなので大気に捨てられるはずだったCO2を有効活用することにつながります。
この二酸化炭素をトマトに与えると、光合成の量が増えトマトの収穫量を増やすことができます。
(液化炭素を製造する過程で臭いや不純物はフィルターや除湿器を通し、綺麗な空気にされてから製造されています。)
3.「肥料の適正使用」でガスを減らす
実は、肥料は土にまくと一部がガス(一酸化二窒素)になって空に飛んでいきます。
これがなんとCO2の約300倍も地球を温める力があるんです。
対策: 菅谷農園では土壌診断をして「トマトが食べる分だけ」を適正にあげています。
「無駄な肥料を減らすことは、トマトの味をボケさせないコツでもあります!」
簡単ですが、私はこの3つを主に取り組んでいます。
現状ではヒートポンプも液化炭素もコストが導入コストが高く、簡単には導入できていない生産者が多いのが実情です。
脱プラスチックなども、コストがかかりすぎて、私を含めほとんどの生産者が導入出来ていない状況でもあります。
まだまだできることはあると思うので、今後も導入コストやランニングコストとのバランスをみながら、少しずつ取り組んで行けたらと考えています。