トマトの恐ろしい病気(トマト高騰の原因)

昨年の夏からトマトの高騰が続いていますがその原因のひとつにトマトの黄化葉巻病という病気が蔓延していることが考えられています。

トマトの生産者ならほとんどの方が知っている病気ですが、一般の消費者で知っている方はほとんどいないのではないでしょうか?

どんな病気かを簡単に説明しますと、コナジラミという虫に媒介されると、芯が止まって成長しなくなってしまう病気です。

コナジラミという虫は体調1㎜~3㎜程度の本当に小さな虫なのですが、この虫が1匹でもハウスにいると危機感を感じています。(虫が苦手な方もいるので画像は載せないでおきます(笑)

コナジラミの中にもこの病気に媒介しないタイプもいるのですが、今年は媒介するタイプのコナジラミが全国的に猛威をふるっていて、その影響でトマトの生産者は苦労をしいられています。

私の農園でも全体の2割ほど発病しており、トマト栽培を始めて以降初めての経験で苦労しています。

左が発病初期のトマト、右が発病していないトマトです。

発病が進むと、葉っぱが黄色くなって芯が巻き、成長しなくなります。

私の対応としては、まずは虫をできるだけハウス内に入り込ませないように目の細かい網を設置し、入り込んだ場合は速やかに防除をすろように心がけています。
発病してしまった苗は、新しく苗を購入して植え替えながら対応しています。

病気が発生する→売り上げが下がる→暖房機の設定温度を下げる→トマトが減る→トマトが高くなる

暖房機の設定温度を下げる理由には原油価格の高騰も考えられますが・・・

物価上昇が続いているので、生産者も消費者の方も物をよく選ぶようになっている印象も受けます。

私もおいしいトマトを作って、選んでもらえるようなトマトを作れるように頑張りたいと思います。

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